中国の反腐敗新機関、中央規律検査委の副書記がトップに

[北京 18日 ロイター] – 中国の全国人民代表大会(全人代=国会)は18日に全体会議を開き、新設が決まった汚職摘発機関「国家監察委員会」のトップに共産党中央規律検査委員会の楊暁渡副書記を選出した。

監察委は、公務員や、国が支援する教育・医療などの機関および企業の管理職を対象に汚職を摘発する。

楊暁渡氏は、2001─14年に上海で勤務。習近平国家主席は2007年に短期間、上海市の党委員会書記の座にあった。

中規委は、監察委と共に引き続き汚職摘発を担う。中規委の趙楽際書記は現職にとどまる。

全体会議はまた、李克強首相を再選した。反対票は2票だった。

最高人民法院(最高裁)院長には周強氏を再選した。

最高人民検察院(最高検)検察長には、張軍司法相が選出された。

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