トランプ氏がオピオイド乱用対策発表、密売人に死刑適用も

[マンチェスター(米ニューハンプシャー州) 19日 ロイター] – トランプ米大統領は19日、鎮痛作用のあるオピオイド(医療用麻薬)の過剰摂取により死者が相次いでいる問題について、密売人への死刑求刑などを含む取り締まり強化策を発表した。

トランプ氏はニューハンプシャー州で行った演説で、対策として2018─19年に60億ドルの予算を確保する方針を表明した。

米国では、オピオイドの過剰摂取が社会問題化している。当局によると、2016年に過剰摂取により死亡した人の数は4万2000人に達した。

トランプ氏は昨年10月、「オピオイド」の乱用に関する「非常事態」を宣言した。ただ、追加予算を確保しないで対策強化を表明しても無意味だとの批判が民主党などから出ていた。

専門家の中には、密売人への死刑適用の効果を疑問視する見方もある。

関連記事
最近、バルト海にある二本の重要な海底ケーブルが損壊し、ドイツ、スウェーデン、フィンランド、リトアニアの四か国が […]
米国議会は中国の最恵国待遇の取り消しを提案。AI技術競争において優位を目指す「AIマンハッタン計画」も始動。中国経済への影響が注目される
トランプ次期大統領は緊急事態宣言を準備し、不法移民の強制送還計画を発表した。計画では特に中国籍の兵役年齢の男性を優先している
米司法省は最近、IR事業をめぐり日本の政府関係者に賄賂を渡すよう指示して、中国企業のCEOを海外腐敗行為防止法違反の容疑で起訴した。
豪州初の女性宇宙飛行士ベネル=ペッグ氏は、シドニーの会議で「宇宙には地球上の砂浜の砂粒に例えるほどの恒星があり、生命の存在は確実だ」と語り、太陽系内外での地球外生命探査の可能性に期待を寄せた。「宇宙での発見は生命の理解を深める貴重な手がかりになる」と強調。