米予算案、23日期限までの成立不透明 壁建設や銃規制で対立

[ワシントン 19日 ロイター] – 米議会では、現行のつなぎ予算が期限を迎える23日が近づく中、9月30日まで続く1兆2000億ドル規模の新たな予算案を巡り19日も協議が続けられた。ただ、トランプ大統領が掲げるメキシコ国境での壁建設費などを巡り対立がなお続いている。

下院共和党は当初、19日に予算案を公表する予定だったが、ライアン議長と面会した共和党議員らによると、銃規制関連措置を予算案に盛り込むかどうかも結論が出ていないという。

銃規制を巡っては、フロリダ州の高校で2月に発生した乱射事件を受け、購入時のバックグラウンドチェックを強化することなどが検討されているが、下院歳出委員会のシンプソン議員(共和党)は、銃所有者の権利を拡大する他の措置を合わせて実現しない限り、共和党内に規制への反対は残ると述べた。

また、16億ドルに上るメキシコ国境での壁建設についても、民主党議員だけでなく一部の共和党議員からも反対があり、費用が盛り込まれるかは不透明だという。

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