ミャンマーの裁判所、ロイター記者の公訴棄却要求を却下

[ヤンゴン 11日 ロイター] – ミャンマーの裁判所は11日、国家機密法違反の罪で起訴されたロイター記者2人について、裁判を打ち切る公訴棄却を求めた弁護側の申し立てを却下した。

裁判所はロイターのWa Lone記者(32)とKyaw Soe Oo記者(28)について、1月に予審を開始。

判事はこの日、両氏に対しては「正当な」起訴理由があり、「釈放されるべきではない」との判断を示した。両記者は昨年12月に逮捕され、現在も収監されている。

弁護側は公訴棄却の申し立てを2週間前に行っていた。

ロイターのスティーブン・アドラー編集主幹は「裁判所の判断には深く失望している」と表明。

「Wa Lone記者とKyaw Soe Oo記者はミャンマーの問題について独立かつ公平な方法で取材していた。取材においていかなる法にも違反しておらず、仕事をしていただけだ。釈放に向けて引き続き尽力する」とした。

 4月11日、ミャンマーの裁判所は、国家機密法違反の罪で起訴されたロイター記者2人について、裁判を打ち切る公訴棄却を求めた弁護側の申し立てを却下した。写真は裁判所を出るWa Lone記者。ヤンゴンで撮影(2018年 ロイター/Ann Wang)

 4月11日、ミャンマーの裁判所は、国家機密法違反の罪で起訴されたロイター記者2人について、裁判を打ち切る公訴棄却を求めた弁護側の申し立てを却下した。写真は裁判所を出るWa Lone記者。ヤンゴンで撮影(2018年 ロイター/Ann Wang)
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