広東省で修繕工事中の橋が崩落 当局「取り壊し工事」
広東省陽春市にある旧合水大橋が25日、修繕工事中に突然崩落した。作業員1人が死亡、3人が負傷した。当局は事故の発生を否定し、「架け替えのための取り壊し工事だ」と主張した。しかし、数日前までに当局は「補修工事を実施している」としていた。
中国メディアによると、現地時間25日午前9時に事故が起き、橋のスパン(支間)の大半が崩れ落ちた。当時、雨が降っていた。
1978年に開通した同大橋は全長約252メートル、横7.12メートル、アーチ型のコンクリート橋。
陽春市当局は、同橋は老朽化のため、「架け替え工事を計画しているため、取り壊した」との声明を出した。
しかし、4月17日までの同市のウェブサイトでは、「合水大橋の修繕・補強工事は順調に行われている」と記載されていた。工事の総費用が800万元(約1億3600万円)で、橋の下部構造の補強などを行うという。
地元住民が崩落後の写真をインターネットに投稿した。
これに対して一部のネットユーザーは、「コンクリートは見当たらない。全部砂じゃないか」「手抜き工事は、40年前からやっていたのか!」「なぜ毎年橋のメンテナンスと強度検査をしないのか」と批判した。
(翻訳編集・張哲)
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