中国重慶市前トップの孫氏に無期懲役、収賄罪で

[北京 8日 ロイター] – 中国の天津市第1中級人民法院(地裁)は、収賄罪に問われた前重慶市トップの孫政才・前同市共産党委員会書記に対し、無期懲役の判決を言い渡した。国営の新華社通信が8日に伝えた。

孫氏は4月に同地裁で1億7000万元(2700万ドル)余りに上る賄賂を受け取ったと認めていた。

新華社によると、判決が言い渡されると孫氏は同地裁に「罪を認めると述べ、反省の意を表し、判決を受け入れて控訴しない意向を示した」という。

共産党は昨年7月に重慶市トップだった孫氏の交代を突然発表、後任には習近平国家主席の側近が就いた。政治局員だった孫氏はそれまで、習主席の後継候補の1人と目されていた。

関連記事
トランプ次期大統領が就任初日にカナダとメキシコからの輸入品に25%の関税を課すと発表。両国は迅速な対応を見せる。主要輸入元国の経済に深刻な影響が予想され、地域の経済関係にも緊張が高まる可能性がある。
米司法省はトランプ次期大統領の4つの重罪起訴を撤回へ。背景には現職大統領の起訴回避慣例が。ロシアはトランプ氏の和平案に注目し、対立の終結を期待。ウクライナとの和平条件の溝が深まる一方で、米国政治が戦争の動向に影響を与える可能性が示唆されている
米軍は台湾海峡を含むインド太平洋地域で分散配置を推進。HIMARSや空母を南西諸島やフィリピンに展開し、脅威に対応。3隻の空母や最新兵器を活用し、中国を牽制する動きを強化
2年前、全中国を席巻した「白紙運動(革命)」は中共執政以来数少ない抗議成功例となったが、今もなお大勢の若い抗議者が投獄され、あるいは行方不明になっている。
林芳正官房長官は26日の記者会見で、共同通信が生稲晃子外務政務官が参院議員就任後に靖国神社を参拝したとする記事を訂正したことに関し、「事実に基づかない報道がなされたことは極めて遺憾」と述べた。誤報は、日韓外交に影響を及ぼした可能性もある。