OPEC、総会で米国の対イラン制裁に関し協議せず=関係筋
[ドバイ 8日 ロイター] – 石油輸出国機構(OPEC)は、22日の総会で米国の対イラン制裁に関する協議を行わない見通しだ。関係筋がロイターに対し明らかにした。
イランでは5月にザンギャネ石油相が、米国からの新たな制裁に対抗するためイランを支援するよう書簡で要請[nL3N1T21DB]。同国でOPEC理事を務めるカゼンプール氏は今月2日付の書簡で、石油相の書簡に触れ、総会の議題に制裁問題を含めるよう求めていた。ロイターがコピーを確認した。
関係筋によると、UAEのOPEC理事であるアハメド・アルカービ氏は、カゼンプール氏からの要請を受け取った後、法律顧問から助言を受けた。顧問は、総会の議題は既に最終決定しており、修正はできないとしてイランの要請に否定的な対応を示したという。
カゼンプール氏は8日、米高官がサウジアラビアに対し、イランの原油輸出が減少した場合に補完できるよう増産を要請したことに関し「常軌を逸しており、驚くべきこと」だと批判した。[nL3N1TA3XY]
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