トルコ裁判所、米国人牧師の解放認めず 政府は制裁への報復警告

[イスタンブール 31日 ロイター] – トルコの裁判所は31日、テロリズムなどの罪に問われている米国人牧師、アンドリュー・ブランソン氏を自宅軟禁から解放するよう求めた申し立てを退けた。同氏の弁護士が明らかにした。

ブランソン氏は、2016年のクーデター未遂事件を起こしたグループや反政府武装組織のクルド労働者党(PKK)を支援した罪で起訴され、21カ月にわたり収監されていた。先週、自宅軟禁に移されたが、米政府は「不十分」としている。

同氏の裁判を巡って米国とトルコの関係は悪化しており、トランプ米大統領は26日、ブランソン氏を釈放しなければトルコに「大規模な制裁」を発動すると警告した。

トルコのエルドアン大統領の報道官は31日、「いかなる脅しにも屈しない」と述べ、米国が制裁を発動すれば報復措置を講じると言明した。

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