イラン、軍事力強化へ 国産新型戦闘機を公開

[ロンドン 21日 ロイター] – イランは21日、米国との緊張が高まるなか、軍事力を強化する方針を示した。また、国産の新型戦闘機「Kowsar」が公開された。

ロウハニ大統領は演説で「われわれは、国土を侵し資源を奪おうとする軍事大国と戦う態勢をとるべきだ」と訴えた。その上で「なぜ米国がわが国を攻撃しないのか。それは、わが国の威力のためで、(攻撃がもたらす)結果を認識しているからだ」と述べた。

イランと米国の関係は、トランプ米大統領が5月にイラン核合意からの離脱を表明したことで一段と悪化した。

米国は対イラン制裁を再開。ロウハニ大統領は、米中貿易戦争や米国の欧州などからの輸入品への追加関税を挙げて「米国を信頼していないのはわれわれだけではない。いまや欧州や中国でさえ米を信頼していない。カナダなどの米の同盟国も信頼していない」と述べた。

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