米国への移民集団、エルサルバドルからも約300人が北上始める
[ソンソナテ(エルサルバドル)/タパナテペク(メキシコ) 28日 ロイター] – ここ数週間、国内の貧困や治安悪化から逃れるために中米諸国から数千人規模の集団が米国を目指している問題で、300人以上の新たな集団が28日、エルサルバドルの首都サンサルバドルを出発した。
フェイスブック<FB.O>などソーシャル・ネットワークでの呼びかけで人々が集まり、徒歩やヒッチハイク、バスなどで移動。リュックや水を持ったエルサルバドルの警官が集団と一緒に移動している。28日午後にはグアテマラとの国境に到着した。
この集団は、10月中旬にホンジュラスを出発し、既にメキシコ南部に到達している数千人規模の集団に刺激を受けて米国行きを目指しているという。
トランプ大統領と共和党は、不法移民問題を11月の中間選挙の重大争点のひとつと位置付けている。
米国土安全保障省(DHS)のニールセン長官は28日、フォックスニュースとのインタビューで、トランプ氏は不法移民の米国入国を阻止するため、全ての権限を行使する考えだと述べた。
トランプ氏はメキシコとの国境を閉鎖し、米軍を配備する考えを示している。関係筋が26日明らかにしたところによると、マティス米国防長官は、メキシコ国境に米軍部隊を派遣することを承認した。
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