マレーシア首相、1MDBの不正巡り米ゴールドマンを非難
[クアラルンプール 13日 ロイター] – マレーシアのマハティール首相は政府系ファンド「1MDB」の不正行為に関与したとされる米金融大手ゴールドマン・サックス<GS.N>について、マレーシアをだましたと非難した。13日放送されたCNBCのインタビューで述べた。
数十億ドルに上る1MDBの不正流用問題については、米国とマレーシアのほか少なくとも4カ国が調査している。ゴールドマンは1MDBの債券発行などにかかわり約6億ドルの手数料を得た。
ゴールドマンの元行員2人は米国で起訴され、うち一人はマネーロンダリングへの関与を認めている。
マハティール氏は「ゴールドマン・サックスが不正を働いた証拠がある」と主張。「われわれは明らかにゴールドマンの関係者にだまされた」とし、同社の法令順守体制は「うまく機能していない」と指摘した。
ゴールドマンの広報担当者はコメントを控えた。同社は不正行為を否定している。
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