ケニア治安部隊が襲撃犯全員を殺害、行方不明多く死者増加も
[ナイロビ 16日 ロイター] – ケニア首都ナイロビの高級ホテルなどが入った複合施設で15日起きた襲撃事件で、同国政府は16日、治安部隊が犯人グループ全員を殺害したと発表した。
事件による犠牲者はこれまで21人に上っており、ケニアの赤十字社によると、16日午後の段階で現場でなお行方不明となっている人が50人いるもようで、死者はさらに増える可能性がある。
ケニヤッタ大統領はテレビ放送を通じて「治安部隊の作戦は終了し、全てのテロリストが掃討された」と語った。犯人グループの人数は明らかにしなかったが、監視カメラの映像からは少なくとも5人が確認できる。
隣国ソマリアを拠点に活動するアルカイダ系のイスラム過激派アルシャバーブが犯行声明を出し、トランプ米大統領がイスラエルの首都をエルサレムとみなすと決めたことへの報復攻撃だと主張している。
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