北朝鮮などへの対応、ノーベル平和賞に値 安倍首相が推薦=トランプ大統領

[ワシントン 15日 ロイター] – トランプ米大統領は15日、自身の北朝鮮やシリア情勢への対応はノーベル平和賞の受賞に値するとしつつも、受賞することは恐らくないと不平をもらした。

オバマ前大統領が2009年にノーベル平和賞を受賞したことについて「彼は何を理由に受賞したのかさえ分かっていない」とし、「恐らく私が受賞することはないのだろうが、それでも構わない」と述べた。

また、北朝鮮への対応を巡り、安倍晋三首相からトランプ大統領をノーベル平和賞に推薦する5ページにわたる書簡の「素晴らしいコピー」を受け取ったと言明。トランプ大統領は、日本が北朝鮮問題を巡り「現在、安全と感じられるのだろう。私のお陰だ」とし、オバマ前政権には「達成することができなかっただろう」と述べた。

ホワイトハウスは、安倍首相がトランプ大統領をノーベル平和賞に推薦したとの発言に対しコメントをし差し控えている。日本大使館の報道官は同書簡に対する情報はないと応じている。

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