NATO事務総長、ロシア新型ミサイル問題で「対応必要に」

[ブリュッセル 25日 ロイター] – 北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は25日、ロシアの新型地上発射型巡航ミサイル9M729(SSC8)について、ロシアが廃棄しない場合、NATOとして何らかの対応が必要になるとの考えを示した。

事務総長は会見で「ロシアが責任ある道を進むよう求めるが、これまでのところロシアにそうした意図は見受けられない。対応が必要になるだろう」と語った。

具体的な対応策については明言を避けたが、外交筋らによると米爆撃機による欧州での飛行拡大や米海上配備ミサイルの再配置などが検討される見込みだ。

米国はロシアの新型ミサイルが中距離核戦力(INF)廃棄条約に違反しているとして2月に条約の停止を正式に表明。ロシアも同様に条約停止を宣言している。

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