欧州の熱波は気候変動と一致、今後一段と強烈に=世界気象機関

[ジュネーブ 28日 ロイター] – 国連の世界気象機関(WMO)は28日、今年は過去最も暑いレベルの年となる見通しで、そうなった場合、2015─19年は世界が過去最も高温の5年間になるとの見解を発表した。

WMOは、現在欧州を襲っている熱波が気候変動によるものと断言するには時期尚早としながらも、温室効果ガス排出の影響による極端な気象現象と完全に「一致している」と指摘した。

WMOの広報担当者はジュネーブで記者団に、「熱波はさらに激しくなり、より長期化し、より極端になり、早くに始まって遅くに終わるようになる」と述べた。

さらに、「まだ6月末というのに、すでに地球は過去最も暑い5年間になろうとしている」とし、今年1─5月は過去3番目に暑かったと付け加えた。

関連記事
韓国の尹大統領は、非常戒厳を宣布する理由に「北朝鮮の共産主義勢力の脅威」を挙げた。この共産主義勢力の脅威とは、何なのか。実は北朝鮮だけではなく、中国共産党も韓国政治に深く浸透している。
韓国の尹錫悦大統領は4日未明、わずか6時間で非常戒厳を「解除する」と表明し、国会から軍が撤収した。一連の混乱は韓国政治だけでなく、国際社会にも衝撃が走った。戒厳令宣布の背景には、何があるのか。
EUは中国製設備を事実上排除する新たな規定を水素生産補助金計画に追加。電解槽が25%以上中国製の場合、補助金対象外とする方針で、エネルギー産業における中国依存を減らす狙いがある。
パラオは台湾との関係を維持し、中国依存の脱却を目指して観光業の多様化を進めている。新たな航空路線の開設や、文化と環境を尊重する観光客層の誘致に注力している。
韓国の半導体産業が中国のダンピングで圧力を受け、輸出競争力が低下。韓国政府は14兆ウォン規模の財政支援を発表し、半導体生態系の強化と高付加価値製品へのシフトを目指している。また、中国市場への輸出依存が減少する中、中国の追い上げが韓国にとって大きな脅威となっていると警告している。