(Illustration - Shutterstock)
(Illustration - Shutterstock)

森で迷子の幼児、2日間犬に守られ無事帰還

歩き始めたばかりの幼児が森で2日間迷子になっていましたが、子どもを守っていたのは、闘犬のテリアでした。

2歳の女の子チャーリー・キャンベルが米国ケンタッキー州にある祖母の家から姿を消したのは、2018年6月6日のことでした。デイリーメールの記事によると、捜索隊が2日間かけて探していたとのことです。行方不明の間、チャーリーを守っていたのは、飼い犬のテリア、ペニーでした。

 

チャーリーと同居していた祖母ベスは、「無事発見の一報を聞いたときは、驚きと喜びで倒れそうになったわ。ペニーは、チャーリーが家に帰るまでそばを離れなかったでしょうね。」とテレビ局の取材に答えています。

ペニーが家に戻ってきたのは、チャーリーが発見される少し前でしたので、ベスは、孫が行方不明の間、ペニーが孫を守っていたのだと確信しました。ベスは、ごほうびとしてペニーに、ハンバーガーをあげるそうです。

 

地元の郡保安官事務所では、心配していた人々や捜索協力者への情報提供をフェイスブックで続けていました。フェイスブックには、「チャーリーが今夜戻ってきました。奇跡の物語をお届けします。」と書き込まれました。また、捜査に協力したすべての人たちへの感謝と地域に住む人たちの思いやりの精神を讃える言葉も加えられています。

 

チャーリーに大きな傷はありませんでしたが、脱水症状とダニにかまれた跡があり、病院で精密検査を受けるとのことです。

チャーリーが発見されたのは、近所に住むウェイン・ブラウンの裏庭でした。ウェインはチャーリーの失踪後、ずっと無事を祈っていましたが、チャーリーが無事戻ったことで、つらい思い出がよみがえりました。ウェインの弟がある日行方不明になり、家から数マイル離れた場所で叔父に発見されたのですが、生きた姿で戻ることはなかったそうです。

郡保安官事務所では、チャーリーの失踪について事件性の面からも調査を行いましたが、裏付ける証拠は得られませんでした。

ベスはチャーリーが無事戻ったことを心の底から喜び、これまで以上に孫を愛しく感じているとのことです。今回のヒーローであるペニーにこの言葉を贈ります。「ゆっくりハンバーガーを食べてね!」

(大紀元日本ウェブ編集部)

関連記事
健康的とされる甘味料「エリスリトール」が、実は血管や脳に悪影響を及ぼすかもしれないという研究結果が発表されました。
関節炎、がん、認知症、うつ…。「治らない」とされてきた慢性疾患が、生活習慣の改善で“逆転”した症例が続々報告されています。諦めずに、希望の声を信じて。
玉ねぎは冷蔵庫に入れると逆に傷みやすい?風味を損なわず長持ちさせるには「温度・湿度・包装」が鍵。知らないと損する保存術をご紹介します。
目の疲れや体の不調に効く「行間」のツボをご紹介。高血圧やストレスを和らげ、肌の輝きも取り戻せるセルフケア法を今すぐ試して、心身のバランスを整えましょう!
唐の時代、雪に包まれた上苑で女帝・武則天の心は曇り、冷えた空気がその憂いを深めていました。彼女はその心情を詩に込め、明朝に百花を咲かせるよう命じるのでした。