2018年のドイツの人口が過去最高、東欧などの移民が押し上げ
[ベルリン 16日 ロイター] – ドイツ連邦統計庁の16日発表によると、ドイツの人口が昨年、東欧を中心とする諸国からの移民により、過去最高の8300万人超を記録した。
移民の純流入数は前年の41万6000から40万人に減少。主な出身国は依然欧州連合(EU)域内で、合わせて20万2000人だった。内訳はルーマニアの6万8000人を筆頭に、クロアチアの2万9000人、ブルガリアの2万7000人、ポーランドの2万人などとなった。
ドイツでは、高齢化と出生率低下で今後数十年に労働力が縮小する公算が大きいことから、増加する定年退職者を年金で支えていく企業にとって、移民は人材確保に不可欠な存在とみなされている。
一方、戦争で荒廃した国からの移民は減少しているもようで、純流入数はシリアが2017年の6万人から18年には3万4000人に、アフリカは同3万5000人から3万4000人に減少した。
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