韓国、ホルムズ海峡の有志連合参加に向け海軍部隊派遣へ=現地紙
[ソウル 29日 ロイター] – 韓国は、ホルムズ海峡での船舶の航行の安全確保を目指す米国主導の有志連合に加わるため、駆逐艦1隻を含む海軍の部隊を派遣する計画。韓国の経済紙「毎日経済新聞」が報じた。
米政府は同盟諸国に対し、有志連合への参加を呼び掛けている。
報道によると、韓国はソマリア沖で活動する海軍の海賊対策部隊、清海(チョンへ)をホルムズ海峡に派遣することを決めた。
ただ、韓国国防省は、中東地域で自国の船舶を護衛するための措置を模索しているが、決定はまだ下されていないと表明。同省の報道官は29日の定例会見で「ホルムズ海峡を航行する韓国の船舶を守る必要があることは明白だ。そのため、さまざまな可能性を検討している」と述べるにとどめた。
ポンペオ米国務長官は先週、米政府が韓国、日本、フランス、ドイツ、オーストラリアなどに有志連合の参加を求めたとブルームバーグテレビのインタビューで明らかにしている。
ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は前週、韓国を訪問した際、韓国の国防相を含む高官らと有志連合の問題について話し合った。ただ、報道官によると、会合で正式な要請はなかった。
清海部隊は2009年以降、ソマリア沖アデン湾でアフリカ諸国や米国、欧州連合(EU)と協力して船舶を海賊から守る活動を展開してきた。
関連記事
トランプ米大統領は中国共産党政府に、報復関税を撤回しなければ中国製品に追加で50%の関税を課すと警告したが、中共側は強硬姿勢を維持。
バンコク高層ビル倒壊によりタイ国内で反中資感情高まる
トランプ大統領は4月7日、日本製鉄による米U.S.スチールの買収計画について、政府機関に再審査を指示した。日本製鉄は4月8日、「審査を改めて行うよう指示されたことに感謝する。既に計画している投資に着手できるよう、早期の審査完了を期待する」とコメントした。
4年ぶり8回目のワールドシリーズ制覇を果たしたドジャースは7日、ホワイトハウスを表敬訪問し、トランプ米大統領と面会した。トランプ氏は、大谷選手について「映画スターのようだ。将来有望だ」と称賛した。
ホタルの観賞シーズンの台湾で、自然と文化が織りなす春の絶景を。