燃え盛る家の中 赤ちゃんを救うために犬がとった行動は? 

6才になる犬は、8ヵ月の赤ちゃんを炎に包まれた家から守るために死亡した。勇敢な犬がなければ、恐らく赤ちゃんは生き残れなかった。

2016年8月14日、ボルチモアのメリーランド州出身のエリカ・パレムスキーは、携帯電話を充電するために家の外に出た。数分後に戻ってきた際、家は炎に包まれていた。8ヶ月の娘とペットの犬は上階の寝室内にいた。

火事は22時45分に発生し、炎の回りが早かった。停電のため使っていたロウソクが倒れたのだ。火の勢いはすごく、2階建ての家の窓ガラスを吹き飛ばすほどだった。

「エリカはただただ「私の赤ちゃん、私の赤ちゃん!」と叫び、行ったり来たりしていました。彼女はひざまずき、祈り叫んでいました。私はすぐに彼女の傍へいきました。ただエリカを安心させたくて、彼女を抱きしめました。」と目撃者であるマーサ・ハーマンは語った。

エリカは家へ入り娘ヴィヴィアナを救出しようとしたが、煙が強く、娘が寝ている2階へ上がることができなかった。

「娘が泣く声が聞こえたのに、助けに行くことができませんでした。」とエリカは語った。「私も近所のみんなも必死でした。ドアや窓をけ破りましたが、誰も娘を助け出すことができませんでした。」

ボルチモア市消防署が現場に到着し、2階の窓を壊し、はしごをかけることで部屋に入り、燃えている家から赤ちゃんを救うことに成功した。

部屋の中で消防士は驚くべき光景を目にした。犬のポロが、小さなヴィヴィアナの体に覆いかぶさっていた。 どうやら、自分の身体で赤ちゃんを守っていたようだ。

ヴィヴィアナは顔、腕、および身体側面に重度の火傷を負った。 残念ながら、ポロは死亡した。

「ポロは娘同様私のすべてでした」とエリカは述べた。

エリカは、火事の日、ポロは危険を察知していたと信じている。「ポロは一日中奇妙な動きをしていました。泣いたり、私の後をついてまわったり、不安から一種の発作を起こしていたようです」

残念なことに、ヴィヴィアナは生き残ったものの、脳の酸素不足により、重度の無酸素脳損傷に苦しんでいる。

(大紀元日本ウェブ編集部)

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