自閉症と診断された無口な少年が、奇跡の回復

自閉症が発覚する以前、生後わずか7週間で「ハロー」と話して話題になった赤ちゃんの母親が、彼の成長記録を公開した。現在の彼はとてもおしゃべりな少年に成長していた。

北アイルランド・ベルファストに住む3歳半のキリアン・マッキャンは、生後2か月で「ハロー」と口にしたことで話し出すのも早いだろうと思われていた。

しかし13か月で自閉症の症状が現れ、キリアンは物事への関心を失い自分の世界にこもるようになった。

母親のトニー・マッキャンは次のように語った。「21か月のときに自閉症と診断され、言葉を発することはありませんでした。彼のATECスコアは107で、重度の自閉症でした」

「2017年11月に教育心理学の先生に診てもらいました。彼は人口の下位1%に入ると言われ、特別学級に入ることを勧められました」

トニーが神経機能回復のためのサプリメント療法「The Nemechek Protocol」を勧められたのもこのときだった。

トニーはプログラムを開始してすぐに息子の劇的な変化に気づいた。

「プログラムを始めて数か月後には話すようになりました。今はとても社交的で、普通学級に通学しています」

現在のキリアンは家族や友達とのふれあいをとても楽しんでいる。ダンスが得意で、彼の成長記録となっている YouTube チャンネル「Cillian’s Conquest」に出演するのも大好きだ。

The Nemechek Protocol の生みの親であるパトリック・M・ネメチェック医師は、「私はThe Nemechek Protocolによる医療相談と治療サービスの適用を自閉症に限定し、多くの子どもたちが持つ自閉症の特性を反転させてきました」

同プログラムはキリアンだけでなく、他の多くの子どもたちにも良い成果をもたらしている。

ネメチェック医師のウェブサイトには、3歳の子どもを持つ母親から「プログラムを始めてわずか1か月で言葉が出てくるようになりました」とのコメントが寄せられている。

キリアン以外にも、自閉症の子どもを持つ母親たちがさまざまな治療法を公開している。

アリゾナ州に住む8歳の男の子は瞑想療法によって回復し、今では本を読んだり他の子どもたちと同じように社会生活を送っている。

また自閉症の幼児が音楽療法によって新しい言葉を覚えるようになったとの例もある。

キリアンがすばらしい成長を遂げ、多くの人に希望を与えていることはとても喜ばしいことだ。

息子の成長物語を共有してくれたトニーに心から感謝を伝えたい。

(大紀元日本ウェブ編集部)

関連記事
内なる不満を見つめ、愛を与える方法を通じて、心の癒しと新たな可能性を見出すヒントをご紹介します。
最新研究が脳損傷患者の意識の可能性を示し、医療や家族の対応に新たな光を当てます。
GoogleのAI「Gemini」が大学院生に不適切な発言をし、AI技術のリスクが改めて問題視された。企業の責任が問われる中、AIの安全性や倫理が注目されている。類似の事例も増え、技術の普及とリスクのバランスが課題となっている
健康な心血管を保つための食事、指圧、運動の実践方法を解説。心臓病予防のヒントが満載です!
専門医が語る乳がんリスクの主な要因と予防のポイントを解説。生活習慣の見直しで健康を守りましょう。