米大使、台湾との断交検討のソロモン諸島に慎重な対応呼びかけ

[シドニー 12日 ロイター] – 米政府は、台湾との外交関係見直しを検討している太平洋の島国ソロモン諸島に対し、中国の資金拠出の約束には慎重に対応し、台湾との断交を強制されないよう注意が必要だと呼びかけた。

米国の駐パプアニューギニア・ソロモン諸島・バヌアツ大使が今週、ソロモン諸島の首都ホニアラで記者団に語った。

ソロモン諸島では、複数の有力議員が、台湾との外交関係を見直し、中国との国交を樹立したいとの意向を示している。

ロイターが入手した音声記録によると、同大使は台湾との外交関係を維持することは明確には求めなかったものの、慎重な対応が必要だと発言。ソロモン諸島が「極めて重要な決断」に直面しているとの見方を示した。

同大使は「ソロモン諸島の首相、全国民、全議員に対し、圧力を感じながら決断を下さず、資金拠出やプロジェクトの詳細、融資なのか無償供与なのかを確認することを勧めたい」と述べた。

関連記事
米司法省は最近、IR事業をめぐり日本の政府関係者に賄賂を渡すよう指示して、中国企業のCEOを海外腐敗行為防止法違反の容疑で起訴した。
豪州初の女性宇宙飛行士ベネル=ペッグ氏は、シドニーの会議で「宇宙には地球上の砂浜の砂粒に例えるほどの恒星があり、生命の存在は確実だ」と語り、太陽系内外での地球外生命探査の可能性に期待を寄せた。「宇宙での発見は生命の理解を深める貴重な手がかりになる」と強調。
11月18日、アメリカとフィリピンは軍事情報共有協定を締結し、両国の防衛関係を強化して中国共産党の脅威に共同で […]
サッカー日本代表は19日、FIFAワールドカップ2026アジア最終予選で中国と対戦。3-1で勝利したが、「アウ […]
中国サッカーが衰退する一因は、賭博を支配する官僚と警察の影響。胡力任氏によると、賭けが普及し、体制下での腐敗が進行中。