(Illustration - Shutterstock)
(Illustration - Shutterstock)

小さなゴリラのように立つカラスにみんな困惑

カラスが自分の体を隠したり、足無しで生きたりすると思うだろうか?短い動画がインターネット上でその質問が渦巻いていたのである。

名古屋で撮られたそのビデオはカラスがとても奇妙な状態を見せていて、足を隠しているのか失ったのかすごい事をしているように見える。

投稿者はニュースウィークで彼がカラスに出くわしたとき初めは「ゾンビ」のように見えて驚いたと語った。しかし、暫くして「すごい」と思いなおした。

すぐさま、インターネット上で憶測が飛び交った。そしてその動画は現在までで1100万を超える再生回数となっている!このカラスはいったい何をしているのだろうか?しかし、多くの人の議論はそのカラスがゴリラそっくりなことに集中した。

しばらく謎が続き、カラス研究の鳥類学者のカエリ・スウィフト博士がその動画を見て、体の一部を失ったとか足を失ったとかいった多くの奇異なコメントに加わり、科学的に議論をツイートした。

彼女は、「足のないカラスは飛ぶことができない。何故ならば上に持ち上げられないからだ。それであれば足の無いカラスは死んでしまう」カラスにとって翼に全ての体重をかけることは「物理的に不可能」なようである。

しかしそのカラスがけがをしていなかったのであれば、何故一見、こんな不自然な立ち方をしたのであろうか?スウィフト博士によると、その鳥が日光浴をしていた可能性が高いということであった。カラスは翼に巣くうダニや他の害虫を殺すのに太陽光を使うので、翼を広げる。

ツイッターで、「鳥が太陽を浴びる時は翼を下にして尾を回す。ちょうど足と尾が直角で、足がみえなくなったのではないか」と彼女は書いた。

鳥類研究フェローで博士号大学院生のデーブ・スラッガーは鳥がそのように見せる別の考えをいくつか出した。それには食べ物を探す間に急激に体重が減ったのではないかというものもあった。彼は「疲労と空腹にある鳥もよくこのように翼を下に垂れる」とツイートした。

明らかにするため、スウィフト博士はさまざまな位置でカラスがどのように見えるかをいくつか落書きした。それには「足が翼と重なって見えなくなる」というものも含まれていた。

しかし、ツイッターのユーザーには、そのような科学者の説明があっても納得しなかった人もいた。「真実はそこにある」というXファイルの有名なモットーの画像を再掲していた人もいた。ゴリラカラスか細いカラスか、日光浴を浴びているカラスか?決めるのはあなたです!

Illustration – Pixabay/Skitterphoto

(大紀元日本ウェブ編集部)

関連記事
健康的とされる甘味料「エリスリトール」が、実は血管や脳に悪影響を及ぼすかもしれないという研究結果が発表されました。
関節炎、がん、認知症、うつ…。「治らない」とされてきた慢性疾患が、生活習慣の改善で“逆転”した症例が続々報告されています。諦めずに、希望の声を信じて。
玉ねぎは冷蔵庫に入れると逆に傷みやすい?風味を損なわず長持ちさせるには「温度・湿度・包装」が鍵。知らないと損する保存術をご紹介します。
目の疲れや体の不調に効く「行間」のツボをご紹介。高血圧やストレスを和らげ、肌の輝きも取り戻せるセルフケア法を今すぐ試して、心身のバランスを整えましょう!
唐の時代、雪に包まれた上苑で女帝・武則天の心は曇り、冷えた空気がその憂いを深めていました。彼女はその心情を詩に込め、明朝に百花を咲かせるよう命じるのでした。