中国のCCTV、米NBAのシーズン開幕戦放映せず
[北京 23日 ロイター] – 中国国営テレビの中国中央電視台(CCTV)は23日、米プロバスケットボール(NBA)のシーズン開幕戦を放映しなかった。
NBAの独占TV放映権を持つCCTVはスポーツチャンネルで、レギュラーシーズン初戦のトロント・ラプターズ対ニューオーリンズ・ペリカンズ戦を放映しなかった。また、この日2番目の試合のロサンゼルス・レイカーズ対ロサンゼルス・クリッパーズ戦も放映せず、代わりに武漢で行われたミリタリーワールドゲームズを放映した。
CCTVは、NBAのレギュラーシーズンの試合を放映しないとは公式には発表していないが、CCTVのスポーツチャンネルの番組表には、週内のNBAの試合の放映予定は載っていない。
NBAのヒューストン・ロケッツのゼネラル・マネジャー(GM)、ダリル・モーリー氏が、香港の抗議活動を支持する内容をツイッターに投稿したことを受け、中国ではNBAへの反発が広がっている。
CCTVなど中国の国営メディアは、モーリー氏のツイートを強く非難。CCTVは、NBAとの関係を見直す方針を表明している。
関連記事
韓国の尹大統領は、非常戒厳を宣布する理由に「北朝鮮の共産主義勢力の脅威」を挙げた。この共産主義勢力の脅威とは、何なのか。実は北朝鮮だけではなく、中国共産党も韓国政治に深く浸透している。
韓国の尹錫悦大統領は4日未明、わずか6時間で非常戒厳を「解除する」と表明し、国会から軍が撤収した。一連の混乱は韓国政治だけでなく、国際社会にも衝撃が走った。戒厳令宣布の背景には、何があるのか。
EUは中国製設備を事実上排除する新たな規定を水素生産補助金計画に追加。電解槽が25%以上中国製の場合、補助金対象外とする方針で、エネルギー産業における中国依存を減らす狙いがある。
パラオは台湾との関係を維持し、中国依存の脱却を目指して観光業の多様化を進めている。新たな航空路線の開設や、文化と環境を尊重する観光客層の誘致に注力している。
韓国の半導体産業が中国のダンピングで圧力を受け、輸出競争力が低下。韓国政府は14兆ウォン規模の財政支援を発表し、半導体生態系の強化と高付加価値製品へのシフトを目指している。また、中国市場への輸出依存が減少する中、中国の追い上げが韓国にとって大きな脅威となっていると警告している。