香港でウイグル支持の集会、警察が催涙スプレーで排除
[香港 22日 ロイター] – 香港中心部で22日、新疆ウイグル自治区のイスラム教少数民族ウイグル族を支持する抗議集会が行われた。集会はおおむね平和的に行われたが、その後警察が催涙スプレーなどを使って排除に乗り出した。
数十人の機動隊員がガラス瓶や石を投げるデモ参加者と衝突した。
これより先には、ウイグルの旗などを掲げた1000人以上が参加して平和的な集会が行われた。黒い服を着てマスクで顔を覆った幅広い年齢層の市民が参加し、新疆ウイグル自治区や香港の自由を訴えた。
6月に始まった香港の反政府デモは7カ月目に入り、香港経済はリセッション(景気後退)に陥っている。観光客が減少する中、小売業者などが打撃を受けている。
香港の陳茂波(ポール・チャン)財政官は22日、自身のブログで、状況が改善しなければ、来年は企業の閉鎖が相次ぐ可能性があると指摘。「多くの企業は現在、歯を食いしばって事業継続に奮闘している」とし、暴力の停止を訴えた。
関連記事

ハーバード大学などアメリカの名門校が「民主主義への脅威」とされる理由とは? 外国人学生、補助金、思想拡散──国家安全保障の観点から見た学術界の現実に迫る。

「ありがとう」だけで数千万円規模の電気代? ChatGPTとの会話がもたらす、AIの裏側にある莫大なエネルギー消費とは。

地震で倒壊した中国国有ゼネコン施工のタイの高層ビル、書類の技術者署名30人分が偽造?

永遠の歌姫、テレサ・テン未発表曲来月公開へ。没後30年、台湾で大規模追悼式。

日本と欧州連合(EU)は8日、都内で閣僚級の「日EUハイレベル経済対話」を開催し、中国製品の過剰な流入に対して共同で対応する方針を確認する見通しとなった。