<新型肺炎>武漢市、医師が死亡 医療関係者で初
中国湖北省武漢市の医師が1月25日、新型コロナウィルスによる肺炎で死亡した。中国メディア、ザ・ペーパー(澎湃新聞)が報じた。新型肺炎で医療関係者の死亡は初めてだという。
同医師は新型肺炎が発生後、応援のため感染者治療の指定病院、金銀潭醫院で治療に当たっていた。
医療関係者の感染はこれまでも報じられている。中国のSARS研究の重鎮として知られる北京大学第一医院の王広発医師が、武漢を視察後に感染していたことがわかった。王医師は、結膜から感染した可能性に言及しており、治療に関わる医師らに保護メガネの着用が必要だと指摘した。
インターネット上で流れた情報によると、新型肺炎が発生直後、多くの医療関係者が無防護の状態で治療に当たっていたため、感染者が多数いるという。
医护人员称,武汉所有大医院全部沦陷。神经外科一层楼医护和病人全部感染,病房全部封锁。协和医院感染科主任,中心医院甲乳外科主任,全部中招已经上了呼吸机!
财新网常务副主编高昱发信息说:武汉封城至少半个月到4-8星期;有高达一万人已患病,剩下千万武汉人也处于危险。https://t.co/SlW8obSCjY pic.twitter.com/jOELZKJTzm
— 小婷 (@ttingxiao) January 23, 2020
中国人民解放軍の機関紙・解放軍報24日の報道によると、感染拡大防止のため、軍から450人の医療チームを武漢に派遣した。
また25日、上海市から136人の医師が武漢に到着した。
(翻訳編集・李沐恩)
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