トランプ氏、アサンジ被告に恩赦提案 ロシア疑惑否定が条件=弁護士

[ロンドン 19日 ロイター] – トランプ米大統領が、英国で服役中の内部告発サイト「ウィキリークス」創設者ジュリアン・アサンジ被告(48)に恩赦の可能性を提案したと、アサンジ被告の弁護士が明らかにした。2016年に起きた民主党の電子メール流出にロシアが関与していなかった証拠を示すことが交換条件という。

アサンジ被告の弁護士は、17年にアサンジ氏と面会した米共和党のダナ・ローラバッカー元下院議員の供述書に言及。供述書によると、ローラバッカー氏は恩赦を提案するためにトランプ大統領から派遣され、民主党の電子メール流出にロシアが関与しなかった証拠と引き換えに恩赦を与えることを提案したという。

民主党の電子メール流出は米大統領選に出馬していた民主党のヒラリー・クリントン候補にダメージを与えた。

ホワイトハウスのグリシャム報道官は、トランプ大統領とローラバッカー氏はなじみが薄いと強調。「完全なでっち上げで、全くの嘘だ」として、恩赦の提案を否定した。

アサンジ被告を巡っては、米国への身柄引き渡しを巡り来週から審理が始まる。

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