日本の昔話:骨惜しみをした馬
ある人、市場より馬に塩を負わせて家に帰り、途中で一筋の川を渡りました。
馬はその川で石につまずき、誤って倒れ、塩が水に溶けてしまいました。身軽になった馬は、喜びました。
次の日、また塩を背負った馬が川を渡りました。前の日のことを思い出した馬は、わざと転んで塩を溶かし、身軽になって帰りました。
主人は馬の悪知恵を悟り、こらしめようと思いました。
その次の日、主人は市場で多くの草鞋(わらじ)を買い、馬に背負わせました。馬は、例のごとく荷を軽くしようと川で倒れました。しかし、今度の荷物は水に濡れると、かえって目方がふえ、数倍も重くなってしまいました。馬は汗を流して草鞋を運び、ようやく家に帰りました。
参考:明治二十年尋常小学校読本
(大紀元日本ウェブ編集部)
関連記事
中国には、「一日の始まりに必要な7つのものがあり、それは、薪、米、油、塩、たれ、酢、お茶である」ということわざがあります。お茶は中国の文化の一部としてなくてはならないもので、客人にふるまったり、食後にたしなんだり、その長い歴史の中で育まれてきました。
世界中の美しいカフェ10選を巡る旅へ。歴史と芸術、文化が交錯する特別な空間で、至福の一杯を味わいませんか?
吉祥寺マルイにて、台湾が誇る漢方食材や東洋の叡智を感じられる商品を販売します。さらに、台湾ならではの味を楽しめ […]
インドの若きモデルマネージャーが語る、ファッション業界で輝き続ける秘訣。「真・善・忍」の実践がもたらす内面の美と成功への道とは?
リンゴには健康をサポートする多彩な効能が詰まっています。日々の健康を手軽にサポートするリンゴの驚くべきパワーとは?美味しくて栄養満点、毎日の食事に取り入れたいリンゴの魅力をご紹介します。