香港、中国湖北省から市民退避へ チャーター機手配

[香港 3日 ロイター] – 香港政府は、新型コロナウイルスの発生地である中国湖北省から533人の市民を退避させるため、チャーター機を用意したと明らかにした。

香港の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は、4日と5日に合計4便が香港に到着する予定で、到着後、14日の隔離措置が取られると説明した。

米国やフランス、ドイツ、韓国などは既に、1月下旬から2月初めにかけて自国民を中国本土から退避させている。

湖北省の30以上の都市にいる約3800人の香港市民が政府に支援を要請し、政府はロジスティック面での準備などに苦慮していた。

民主派や議会、一部の企業などは、政府の新型ウイルス問題への対応に不満を示しており、特に、政府が中国本土と香港の境界を完全に封鎖していないことは、中国政府への譲歩だとの批判が出ている。

2月の1週目には、新たに結成された病院機関職員連合(HAEA)に所属する医師や看護師、医療従事者8000人が5日にわたるストライキに参加し、「境界封鎖で香港を救え」と訴えた。

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