韓国中銀、回収した紙幣を2週間還流しない方針 ウイルス除去で

[ソウル 6日 ロイター] – 韓国銀行(中央銀行)は6日、市中銀行から回収した紙幣について、今後2週間は再流通させないと発表した。新型コロナウイルスの感染拡大阻止に向けた措置。汚損した紙幣を焼却処分にする際の基準も厳格化する。

韓国銀行の幹部は「ウイルスは通常9日で死滅するため、韓国銀行は今後2週間、市中銀行から回収したすべての現金について、安全を確保する措置を取る」と述べた。

韓国銀行が紙幣を再流通させる前には、従前から、紙幣を高温で殺菌消毒する措置を取っているという。通常は摂氏150度で2─3秒間加熱し、袋詰めして42度に保つことで、十分な殺菌効果が得られている、としている。

関連記事
中国共産党(CCP)は、カンボジアのリアム海軍基地の拡張工事を正式に完了した。この拡張は、中国のジブチにある海外基地を彷彿させるものであり、南シナ海におけるCCPの軍事的影響力拡大への懸念を一層高めている。
米国のトランプ大統領は、世界の「相互関税」を90日間停止したが、強硬な中共に対しては次々と追加措置を講じており、中国の一部商品には最大245%の関税が課されている。
4月22日、ロイターが入手した文書によると、中国共産党の党首がベトナムを訪問した直後、ベトナム商工省はアメリカやその他の貿易パートナーに対し「違法な貨物転送」の詐欺行為を厳しく取り締まるよう指示を出し、アメリカによるベトナムへの高関税措置を回避しようとしている。
イギリスの財務大臣レイチェル・リーブス氏は、低価格輸入品に適用される関税免税制度を精査し、国内市場における公正な競争を守る意向を示した。
ベトナムが米国から最新F-16戦闘機を大量購入へ。中共の脅威に備えた動きで、米越関係最大の防衛取引となる見込み。