武漢で再流行が起きているとの情報 現地市民が訴え
武漢で発生した中共肺炎(武漢肺炎とも呼ぶ)について、武漢市の医師の家族が3月9日、市内漢陽のいくつかの集合住宅で再び集団感染が発生していると主張している。この市民は、大紀元メディアグループ・衛星放送の新唐人テレビの取材に応じ、中国国内メディアはこの再流行を報じていないと訴えている。
「昨日も一昨日も、漢陽のいくつかの団地で大規模な流行が起きている。これは、退院した人から再び感染が広がっているためだ」。この匿名希望の市民によると、再流行の発生した3つの団地は封鎖されていた。
中国共産党機関紙は、中共肺炎に対応するための臨時病院は、3月10日に全て閉鎖したと報じた。この市民は、退院した患者たちが治癒したかどうか全く分からないと述べた。
「私の知る限りでは、退院した患者の多くは、治癒を宣言された患者だ。しかし、武漢の病院の退院者でも、隔離された臨時病院の退院者でも、再発した。ふたたび多くの人に感染している」と述べた。
武漢市民の張毅さんは10日、心臓病で入院する母親に伴って病院に行った。現在、全ての入院患者と同伴者は中共肺炎への感染について検査を受けなければならない。その際、「たまたま陽性の検査レポートを手にした患者を見た」と張さんは米VOAの取材に述べた。病院の関係者から新たな感染患者が毎日いると告げられた。「しかも症状はなく、他の病気で受診しに来たら、検査で感染が確認された」
張さんは、臨時病院から退院した患者は本当に治ったかどうか、非常に懐疑的だと話した。
(翻訳編集・佐渡道世)
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