カナダ、新型コロナの死者が20人に急増 感染予防違反に罰則も
[オタワ 22日 ロイター] – カナダ政府の22日の発表によると、国内の新型コロナ感染による死者は20人と、前日の13人から急増した。ハイデュ保健相は、海外からの帰国者が14日間の隔離義務に従わない場合、刑事罰を科す可能性があると警告した。
感染者数は前日の1099人から1430人に増えた。国内10州全てで感染者が確認されている。
カナダは既に必要不可欠な場合を除き、外国人の入国を禁止しているほか、新型コロナによって打撃を受けている世帯や企業を支援するために270億カナダドル(190億米ドル)の支援策を打ち出している。
トルドー首相は同日、記者団に、追加策が必要との認識を示し、「この問題を乗り切った後の景気回復を確実にするためにどのような追加策が必要かを検討している。数カ月要する公算が大きい」と述べた。
ハイデュ保健相は記者会見で、海外からの帰国者に対する14日間の隔離義務について「順守徹底にあらゆる措置を活用する」と表明。「罰金や刑事罰が含まれる可能性がある」とした。
この日はノバスコシア州が緊急事態を宣言し、非居住者に対して州を閉鎖し、他人と一定の距離を置く規則に従わない場合は逮捕する可能性もあると宣言した。これで10州全てが緊急事態を宣言した。
ルゴー・ケベック州首相は、対策をさらに強化し、ショッピング・モールの全面閉鎖を義務付けると発表。食料品店と薬局、酒屋のみ営業を認める。
関連記事
12月20日、米国務省の外交団がシリアに到着した。バッシャール・アサド政権崩壊後、ワシントン高官がダマスカスを公式訪問するのは初めてとなる。
10年前、中共は「中国製造2025」計画を掲げハイテク製造業強国を目指した。しかし現在、中共は知的財産権侵害や不公正競争の指摘を受けている。EVや高速鉄道で進展も、核心的な技術は不十分だ。
英国のフィリップソン教育相は、中国による高等教育機関への影響について警戒を呼びかけている。庶民院での議論では、中国が公的機関や企業、大学にまで浸透している実態が指摘された。
12月16日、英豪閣僚級会議がロンドンで開催され、中共のスパイ浸透対策が主要議題となった。英国外相は中共スパイの楊騰波の入国拒否を支持し、豪州外相は複雑な国際情勢を指摘。英国の外国影響力登録制度の施行は延期され、中共の指定級が注目されている。
インド政府は、中国からの安価な鉄鋼輸入を抑えるため、最大25%の関税(セーフガード)の導入を検討している。この […]