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夫に捨てられた6児の信心深い母と見守る「天使たち」

私たちは、一番助けが必要な苦しい時に、周りの人が助けてくれるかどうか確信できないかもしれませんが、実際にはどこにでも良い人がいます。

6児のシングルマザーとその厳しい生活について、インターネット上で話題となり拡散している話があります。

彼女は最悪の状況に直面したと思ったときにも、なんとか冷静さを保ち、主である神に敬意を示し、子供に良い手本となるよう努めました。するとある日、何人かの見知らぬ人が彼女の窮状を見て助けることを決めたのです。

1960年9月、インディアナ州の一人のある女性が目を覚ますと、夫が彼女のもとを去ったことが分かりました。一人で6人の子供を育てなければならず、75セントしか所持していなかったので、仕事を見つけるために子供たち全員と自分の身なりを整えて、さびた古いシボレーのピックアップトラックに全員を乗せて出かけました。

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しかし、仕事探しは簡単ではありませんでした。7人で小さな町のすべての工場、店、レストランに行きましたがだめでした。最後に彼女はビッグホイールという名前のトラックストップ(長距離運転主用施設)に改造したドライブインに到着しました。

この店は、グラニー(おばあちゃん)という愛称の高齢の女性が所有しており、「夜11時から朝の7時まで」の深夜勤務で、時給65セントで働いてくれる人を探していました。

その女性は、彼女の話を聞くと、すぐに帰宅し、一晩一ドルで彼女の子供たちをベビーシッターしてくれる人を探してくれたのです。

「その夜、小さな子供たちと私がひざまずいて祈りをささげたとき、私たちは皆、仕事が見つかったことを神に感謝しました」と彼女は回想しました。「そして、私はビッグホイールで働き始めました。」

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しかし仕事はあるものの、わずかな収入なので光熱費がさらに負担となりました。さらに、彼女の車のタイヤは空気が漏れているようで、彼女は通勤途中と家に帰る途中に空気を入れなければいけませんでした。

しかし、何人かの「天使」が過酷な状況の彼女のことを心配していたということを、彼女は考えてもいませんでした。

「寒い秋の朝、私は重い足取りで車まで行ったところ、後部座席にタイヤ4本が置かれているのを見つけました。新品のタイヤです。メモなど何もありませんでした。きれいな新品のタイヤだけです。天使たちはインディアナ州に住んでいたのかな?」と彼女は思いました。

それから数週間が経ち、クリスマスが近づいていました。彼女は子供のために新しいおもちゃや服を買うお金がありませんでした。ところが、クリスマスの日の朝、彼女は仕事のシフトが終わり自分の車が「さまざまな形と大きさの箱でいっぱいになっている」のを見て驚きました。

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箱の中には、洋服、キャンディー、食料品、ランドリー用品、新しいおもちゃがありました!

「私の人生で最も素晴らしいクリスマスの日に、太陽がゆっくりと昇っていくがらがらの街を運転しました。うれしくてすすり泣きました」と彼女は書きました。

ビッグホイールの常連客である4人レス、フランク、ジムという3人のトラック運転手とジョーという州の警察官が、プレゼントの送り主であることを知っていました。そしてもちろん、子供たちは彼女が家に持って帰ったプレゼントを見てとても喜んでいました。

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この話のようなことが実際に起きるのかどうか分からないかもしれませんが、しかし、心の優しい人は間違いなく存在し、必要なときに助けてくれるでしょう。

(大紀元日本ウェブ編集部)

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