原油先物は大幅続伸、協調減産への期待で 週間上昇率は過去最大
[ニューヨーク 3日 ロイター] – 米国時間の原油先物価格は大幅続伸。北海ブレントおよび米WTI原油ともに週間では過去最大の上昇率となった。世界的な減産協定が来週締結されるとの期待が広がった。
北海ブレント先物<LCOc1>の清算値は4.17ドル(13.9%)高の1バレル=34.11ドル。前日には一時47%高と1日の上昇率としては過去最大となった。前日終値は21%高。週間では36.8%上昇と過去最大だった。
米WTI原油先物<CLc1>の清算値は3.02ドル(11.93%)高の28.34ドル。週間では31.8%上昇で過去最大だった。
石油輸出国機構(OPEC)は来週6日に緊急会合を開催する予定。OPEC関係筋によると、OPEC加盟国とロシアなど非加盟産油国による「OPECプラス」が、世界供給量の約10%に当たる過去最大の協調減産について協議しているという。
ラピダン・エナジー・グループのロバート・マクナリー社長は「原油価格の大幅下落を巡る外交交渉が本格的に動き出し、減産の可能性が昨日よりも高まった」と指摘。「減産規模が拡大し、時期も前倒しされたようだ」と述べた。
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