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「人生で一番大切なことは何?」 医師の問いに答える末期症状の子どもたち その珠玉の答えとは

私たちは日常生活の中で、大切なことをつい忘れてしまいがちですよね。

どうすれば人生で一番大切なことを理解できるのでしょうか? 南アフリカのケープタウンに住む小児科医、アラステア・マクアルパインが、末期ガンなどに直面している4歳~9歳の重篤な患者たちに人生で一番楽しかったことを聞いたところ、その答えは、驚くほど奥深く、心を揺さぶるものでした。同医師がツイッターに投稿した、子どもたちの10の金言をお伝えしましょう。

1.オンラインに時間を費やすのは価値あることではない

- 一日に2時間以上をソーシャルメディアに使うことが当たり前の世界では、貴重な教訓でしょう。

2.心配してもしょうがない

- たいていの人たちは、車や服や自分の体を気にかけるものですが、不治の病と闘っている子どもたちは、これが価値のないことだと知っています。

3.親切であることに越したことはない

- 重病の子どもたちは、他人に優しいことを最高の美徳としています。

4.動物は自分をより人間らしくしてくれる

- 子どもたちの多くが、犬、猫、馬などのペットを可愛がっています。動物は、子どもたちの心の支えなのです。言葉は要りません。

5.アイスクリーム 

- さもありなんでしょう。ちなみに、これまでに食べた中で口に合わなかったものはなかったようです。

6.海辺は幸せを感じる場所 

- 海に行くと、心配事も洗い流されるような気がします。波にワクワクして気持ちが高ぶります。

7.笑いは処方箋

- どんなに悲しいことがあっても、笑顔がすべてを変えてくれます。子どもたちは、自分を笑顔にしてくれる人たちが大好きです。

8.たくさんの本を読む

- 「本ほど誠実な友はいない」アーネスト・ヘミングウェイの言葉にあるように、重病を抱えた子どもたちにとって、本は真の友となります。子どもたちにたくさんの本を読んであげてください。

9.家族と一緒に過ごす時間はかけがえのないもの

- 家族と過ごす時間に勝るものはありません。

10.おもちゃとヒーローキャラクター 

- すべての子どもたちにとって、想像の世界は特別なものです。

もし明日の命の心配をする必要がなければ、日常のささいなことなど気にもとめないと思います。でも、深刻な病気になったら、価値ある生活に何が必要かを真剣に考えるようになるでしょう。「心優しい人であれ、たくさんの本を読め、家族と時間を過ごせ、冗談を言い合え、海辺に行け、ペットを抱きしめろ」これらをあなたの大切な人に伝えてください。

(大紀元日本ウェブ編集部)

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