フランス、都市封鎖を4月15日以降も継続

[パリ 8日 ロイター] – フランスの大統領府は8日、新型コロナウイルス感染拡大を防止するための都市封鎖(ロックダウン)措置を4月15日以降も継続すると発表した。3月17日に導入された都市封鎖の延長は2度目となる。大統領府はまた、マクロン大統領が13日夜に新型コロナに関して、国民向けに演説を行うと明らかにした。

同国内のウイルス感染状況を示すデータには事態改善への明るい兆しもみられる。仏保健当局トップのジェローム・サロモン氏は8日の会見で、病院で死亡した人は前日比8%増加し、7日の9%増、6日の10%増から鈍化したと明らかにした。死者の合計は7632人。

ただこの数字には死者の30%以上をを占める高齢者介護施設での死亡が含まれていないと説明。7日の介護施設死者を含めた死者は5%増の1万0869人となる。

新たに集中治療室に入る人の割合は0.2%とほぼ横ばいで、9日連続で伸びが鈍化している。

サロモン氏は「重要な指標だが、医療機関の負担は引き続き非常に大きい」と指摘した。

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