新型コロナ米死者1.6万人突破、世界2番目に=ロイター算出

[9日 ロイター] – ロイターの算出によると、新型コロナウイルス感染症による米国内の死者が9日、1万6400人を超え、世界で2番目の多さとなった。一方で、国内の新型コロナ感染がピークを迎えつつある兆候も確認されている。

感染拡大の震源地とされるニューヨーク州では感染者の増加ペースが安定化しつつあるが、当局者はイースター(復活祭)の祝日に当たる今週末、国内の死者数が増加する可能性があると警告する。

死者数は7、8日両日にそれぞれ1900人超増加し、最多を記録した。9日は1600人超の死者が確認されたが、複数の州はまだ最新の集計結果を報告していない。

9日時点の全米の感染者数は前日から2万7000人増え、45万9000人となった。

米国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長は同日、米国内の死者が従来予想を下回る6万人程度にとどまる可能性があるとの見通しを示しつつも、時期尚早な経済活動の再開をけん制した。

新型コロナ感染症による死者数は、イタリアが1万8279人と世界最多で、米国がこれに次ぐ大きさ。イタリアの人口は米国に比べてはるかに少ない。同国の感染者の増加ペースは安定化しつつある兆しがあったが、過去2日で再び加速した。

*内容とカテゴリーを追加しました。

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