よく噛んで、健康的にダイエット

米ユタ州ブリガムヤング大学(Brigham Young University)の研究チームは最近、誰でもすぐできる簡単なダイエット法を発表した。それは、食事の時に、咀嚼回数や飲み込む回数を数えるだけで、1ヶ月で健康的に体重を減らすというもの。その手軽さで、多くの人に注目されている。

研究チームを率いる同大学のジョシュ・ウェスト(Josh West)教授は、18〜65歳の61名の体重超過または肥満と診断された男女に対して、水を除くすべての食べ物や飲み物を摂取する際、必ず咀嚼回数を記録し、1日の終わりに合計回数を研究チームに報告させるという実験を行った。

一週間後、研究チームは続きの実験のために男女らを2組に分けて、一組は毎日の咀嚼回数を20%に減少させ(腹八分に留めておくために)、もう一組は30%に減少させて、毎日の終わりに咀嚼回数の合計を記録し、4週間継続した。結果は、両組の平均体重は共に1.82キロ減少した。

教授はニューヨーク・タイムズの取材に対し、「この方法を行うには、野菜、果物、赤肉を多く摂取することです。ケーキやデザートばかり摂取するのであれば、効果はないでしょう」と述べた。

また、教授は、「咀嚼は消化過程の第一歩。食べ物をよく噛めば、身体は効率良く消化できます。あまり咀嚼されていない食べ物は大きい塊のまま胃に到達するので、それを消化させるために大量の胃酸が出て、長い時間をかけて消化を行い、結局は胃腸が多く吸収し、太ります」と述べた。

また、脳が満腹信号を受け取るのに食べてから10分以上を要することから、早喰いは肥満につながるという。咀嚼回数を数えれば、食事の時間を延ばすことができ、脳が満腹信号を受け取れば、少なく食べても飢餓感を感じずにダイエットすることができる。

ウェスト教授は自らこのダイエット法を3年間実践しており、リバウンドもないという。咀嚼回数を数えるため、食事に専念して心から楽しめると話している。

(翻訳編集・豊山)

関連記事
日本でも人気の中華料理・刀削面はもともと山西省の一般家庭の主食でした。太くもちもちの面にパンチの効いたつけ汁を絡めて食べるのも最高ですが、料理人の手慣れた包丁さばきを鑑賞することもこの料理ならではの醍醐味と言えるでしょう。実は刀削面の調理法は歴史と深い関わりがあり、知られざる誕生秘話がそこにはあります。
ほうれん草は栄養満点のスーパーフード。目の健康や心臓病予防、がん対策、さらにはダイエットや肌のアンチエイジングにも効果が期待できます!食卓に取り入れて、健康的な毎日を目指しませんか?
中国には、「一日の始まりに必要な7つのものがあり、それは、薪、米、油、塩、たれ、酢、お茶である」ということわざがあります。お茶は中国の文化の一部としてなくてはならないもので、客人にふるまったり、食後にたしなんだり、その長い歴史の中で育まれてきました。
世界中の美しいカフェ10選を巡る旅へ。歴史と芸術、文化が交錯する特別な空間で、至福の一杯を味わいませんか?
吉祥寺マルイにて、台湾が誇る漢方食材や東洋の叡智を感じられる商品を販売します。さらに、台湾ならではの味を楽しめ […]