五福六極 健康と長寿について

殷商時代の古典[尚書 洪範]に長寿に関する記載として五福六極という言葉が記されている。

 五福とは、「寿」(長寿であること)、「富」(経済的に余裕があること)、「庚寧」(心身ともに健康である事)、「修好徳」(善良な心をもつこと)、「考終命」(天寿をまっとうすること)の五つである。

この中の「寿」「庚寧」「考終命」は皆健康と関連している。このことは、古代以来、人間の最も重要な願いは長寿であることを物話っている。

 この五福とは逆に六極(六つの災い)という言葉がある。六極とは、「凶短折」(短命)、「疾」(疾病)、「憂」(憂慮)、「貧」(貧乏)、「悪」(悪事)、「弱」(衰弱)などである。

その内、「短折」「疾」「憂」「弱」は皆健康と関係ある事柄である。

 以上のことから、人間は古くから健康と長寿をいかに重要視しているかを物語っており、健康と長寿を得られないことは、最も大きい災いであると考えている。

関連記事
健康的とされる甘味料「エリスリトール」が、実は血管や脳に悪影響を及ぼすかもしれないという研究結果が発表されました。
関節炎、がん、認知症、うつ…。「治らない」とされてきた慢性疾患が、生活習慣の改善で“逆転”した症例が続々報告されています。諦めずに、希望の声を信じて。
玉ねぎは冷蔵庫に入れると逆に傷みやすい?風味を損なわず長持ちさせるには「温度・湿度・包装」が鍵。知らないと損する保存術をご紹介します。
目の疲れや体の不調に効く「行間」のツボをご紹介。高血圧やストレスを和らげ、肌の輝きも取り戻せるセルフケア法を今すぐ試して、心身のバランスを整えましょう!
唐の時代、雪に包まれた上苑で女帝・武則天の心は曇り、冷えた空気がその憂いを深めていました。彼女はその心情を詩に込め、明朝に百花を咲かせるよう命じるのでした。