拙速な活動再開、不必要な死につながる恐れーファウチ所長=米紙
[11日 ロイター] – ニューヨーク・タイムズ紙によると、米国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長は12日、国内経済活動の再開を急ぎすぎれば「不必要な苦しみや死」につながる恐れがあると上院で証言する。
所長は電子メールで「『米国を再開する』という指針のチェックポイントを無視すれば、国内で複数の流行が発生するリスクがある」と指摘。「これは不必要な苦しみと死につながるだけでなく、正常化に向けた努力が後退することになる」と述べた。
同紙によると、所長は12日に上院健康教育労働年金委員会で行う証言で、時期尚早な活動再開を目指すリスクを強く指摘したいと述べた。
関連記事
ホンジュラスのシオマラ・カストロ大統領がトランプの大量強制送還にNOを突きつけた。カストロ大統領は次期トランプ政権がホンジュラス国民の大量強制送還を実施した場合、米軍基地の閉鎖を検討すると述べた
韓国当局は弾劾された尹錫悦大統領の逮捕を試みたが、官邸で治安要員に阻まれた。6時間の対立後、逮捕状の執行を中止した。
フォルクスワーゲンの子会社がデータ漏洩が発生、約80万台の電動車の運転データが数か月間公開され、駐車位置やバッテリー情報などが漏洩。原因はクラウドセキュリティの脆弱性によるもので、同社は現在は解決済みだとしている。
ベネズエラ最高裁がTikTokに1千万ドルの罰金を科す。プラットフォーム上の危険な挑戦により3人の子供が死亡、数十人が負傷したため。10日以内の支払いと国内事務所設置を命令。
インドが初の長距離極超音速ミサイル試射に成功し、先端兵器保有国の仲間入りを果たした。極超音速ミサイルは音速の5倍を超える速度を持ち、非常に高い機動性を誇る。飛行軌道は低く、飛行中に攻撃目標を調整でき、通常の弾道ミサイルよりも追跡・迎撃が困難だ。