インド、国内線の運航再開へ コロナの新規感染者は過去最多
[ムンバイ/ニューデリー 24日 ロイター] – インドのプリ民間航空相は24日、国内線の運航を25日から再開すると表明した。
一部の州は運航便数の制限を求めており、「厳しい交渉」を迫られたと説明している。
インドでは、過去24時間で新型コロナウイルス感染者が6767人増加。これは1日としては過去最多で、累計の感染者は13万1000人を超えた。
乗客にどのような衛生上のルールが適用されるかは不明だが、航空各社は25日から通常の3割程度の運航を再開する準備を進めている。
これに先立ち、企業が集中する西部のマハラシュトラ州、南部のタミル・ナドゥ州、東部の西ベンガル州の政府当局者は、新型コロナの感染が拡大しており、運航再開の準備が整っていないと主張していた。
プリ民間航空相が24日遅くツイッターで明らかにしたところによると、マハラシュトラ州とタミル・ナドゥ州は25日から便数を制限して運航を再開することに同意。南部のアンドラ・プラデシュ州は26日から運行再開を認める。
西ベンガル州は大型サイクロンで打撃を受けており、州都コルカタへの旅客便の運航再開延期を中央政府に要請した。同相によると、28日から部分的に運航を再開する。
インドは連邦制で各州が独自のルールを決められるため、経済活動の再開に向けた中央政府の対応が複雑になっている。
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