韓国、新型コロナ感染が疑われる初の小児重症例を調査

[ソウル 27日 ロイター] – 韓国疾病予防管理局(KCDC)は26日、新型コロナウイルスへの関連が疑われる11歳男児と4歳女児の症例について調査を開始した。

2人は小児多臓器系炎症性症候群(MIS‐C)で重症だったが、27日の発表によると、現在は回復し、男児はすでに退院。女児も間もなく退院可能だという。

MIS‐Cはまれな疾患で、発熱や発疹など、川崎病や毒素性ショック症候群に似た症状が現れる。フランスやイタリア、スペイン、英国、米国で報告されており、特に米ニューヨーク州の患者は100人を超えているが、韓国国内の新型ウイルス関連では初の症例とみられる。

新型ウイルス検査結果は2人とも陰性だったが、さらに分析が行われている。特に男児は1─3月にフィリピン滞在歴があったという。

KCDC幹部によると、2人には川崎病と同様の治療が行われた。

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