中国戦闘機が台湾防空識別圏に一時侵入、警告受け圏外に
[台北 9日 ロイター] – 台湾の国防部(国防省)は9日、複数の中国戦闘機が台湾南西の防空識別圏に短時間侵入したため、空軍が警告を発したと明らかにした。
侵入したのは「Su-30」戦闘機。国防部は、これらの戦闘機に警告の言葉を伝え、空軍機が圏外に「退去させた」と説明した。
中国はかねてより、台湾の蔡英文総統が独立を志向しているとして圧力をかけている。先月下旬には人民解放軍の幹部が、台湾独立の阻止に他に方法がなければ武力行使も辞さないと述べた。
台湾は、中国がここ数カ月、台湾付近で軍の活動を活発化させていると批判。米軍の艦船は不定期に台湾海峡を航行している。
台湾国防部は9日、別の声明で、米軍のC─40A輸送機が許可を得て防空識別圏に入ったと発表した。台湾の空港には着陸しなかったとしている。
台湾メディアは、米軍機は沖縄の在日米軍基地から飛び立ち、東南アジアに向かう途上で台湾北部と西部の上空を通過したと報じた。
*内容を追加しました。
関連記事
元米国海兵隊パイロットのダニエル・デューガン容疑者が、中共軍への違法な訓練を行ったとして米国に引き渡されることが決定。豪州当局は、彼の起訴と引き渡しを進めている
北極海と北大西洋の間にあるグリーンランド。トランプ氏は22日、デンマーク王国内の自治領である同島について、米国による管理と所有が「世界の安全と自由を確保する上で絶対に必要だ」と述べた。トランプ氏の発言の真意は?
アゼルバイジャンの首都バクーからロシア南部チェチェン共和国のグロズヌイに向かう途中の旅客機(搭乗者72名)が墜落したとロシアメディアが報じている。
12月23日、日本の名古屋の愛知県芸術劇場で、アメリカの神韻芸術団による世界ツアーの初公演が行われ、観客に心を […]
2025年から2027年までの国連分担金比率が決定。日本は6.93%と負担率が減少する一方、中国は20%を超え、アメリカに迫る水準に。分担金を巡る国内外の議論や、トランプ次期大統領の影響、さらには中国の影響力拡大の懸念