中国南部、ダブル台風が接近・上陸 洪水まだ引かず
中国気象当局によると、台風3号はこのほど中国南部に接近した。また台風4号は中国東南部地域に上陸する見通しだ。洪水に見舞われている同地域では、被害がさらに拡大するとみられる。
中国中央気象台は2日、台風4号(ハグピート・Hagupit)は3日夜、浙江省南部から福建省北部までの地域に上陸する恐れがあると発表した。中心付近の最大風速は30メートル/秒。
浙江省気象局は2日午前9時、台風警戒レベルを4段階中、下から2番目であるレベル3を発令した。いっぽう、福建省気象当局は同日正午、台風警戒レベルを4から3に引き上げた。
中国メディア2日付の報道では、1日にトンキン湾で発生した台風3号(シンラコウ、Sinlaku)の影響で、2日午後2時から3日午後2時までに、中国南部の海南島、広東省中南部、広西チワン族自治区、雲南省などの各地で大雨の恐れがあると警告した。
また、中国紙「南方日報」3日付は、台風3号の接近で、広東省各地で「雨に見舞われた。2日の昼間に、雨により省内全域での高温注意報が解除された」と伝えた。台風4号の影響で、広東省気象台は、省内の一部の地域ではまた数日間、引き続き大雨に見舞われる恐れがあると呼びかけた。
(翻訳編集・張哲)
関連記事
湖南省株洲市の湘江で、ウイルスサンプル収集用試験管が大量に発見され、住民たちは感染リスクに怯えています。当局は「未使用で損傷はなく、ウイルスは検出されなかった」と発表しましたが、専門家や市民の間で疑問の声が広がっています。試験管の正体や流出の経緯について調査が進む中、不安は収まりません。病院も研究所を信用できないのは間違いない。中国ではコロナが収束していないというのは、こういうことなのか?
米司法省は最近、IR事業をめぐり日本の政府関係者に賄賂を渡すよう指示して、中国企業のCEOを海外腐敗行為防止法違反の容疑で起訴した。
ニセモノ摘発も命がけ、道徳低下した中国社会。中国福建省の展示会で、偽商品の摘発を目的とするインフルエンサーが暴行を受ける事件が発生しました。「福建鉄鉄」のカメラマンが問題商品を通報したことがきっかけで、出品者らから集団暴行を受けたとされています。この事件は、中国SNSやメディアで大きな注目を集めており、現在、市場管理局と公安当局が調査を進めています。偽商品撲滅の活動が招いた事件の経緯とその背景に迫ります。
19日、中国江蘇省連雲港市にある国有企業「中国化学工程第十四建设有限公司」の正門前で、ある女性が滞納された給料の支払いを求めて会社管理者の足に抱きつき泣き叫ぶ姿が撮影されました。この動画はSNSを通じて拡散され、多くの人々に衝撃を与えています。女性の訴えに耳を貸さない企業の対応と、中国社会で頻発する同様の問題に、ネット上では悲しみと怒りの声が相次いでいます。「惨め過ぎる」労働者の姿。官製メディアが宣伝する「盛世(繁栄)」中国のリアル。経営者が人間なのか? 人間であれば、会社をつぶす決意をして、会社財産を売って、給料を支払うはずだが。
湖北省武漢市で、配達食注文に対するクレームが原因で、配達員がナイフを持って客の家に押し入ろうとする衝撃的な事件が発生した。監視カメラには、ドアを内側から押さえる家主と、外でナイフを振り上げながら脅す配達員の姿が記録されている。この事件をめぐり、SNSでは中国社会のストレスや労働環境への懸念が噴出。「極限状態にある人々の行動は予測不能」といった声も広がっている。
至るところに「火薬庫」の中国、言動を慎まないと、いつどこで殺されるかわからない。