イラン、IAEAの核査察に合意 大統領「協力継続の用意」
[ドバイ/ウィーン 26日 ロイター] – イランは26日、国際原子力機関(IAEA)による2カ所の核関連施設への査察を受け入れることに合意したと発表した。カラジとイスファハン付近にある2施設では、秘密裏に核関連活動が行われていた疑いが持たれており、イラン核査察問題を巡る緊張は緩和に向かう。
イラン政府は、同国を訪問中のIAEAのグロッシ事務局長とイランのサレヒ原子力庁長官による共同声明で核査察受け入れを発表。「イランは、IAEAが指定した2施設へのアクセスを自主的にIAEAに提供する」としたほか、「IAEAはこれらの施設以外へのアクセスは要求しない」とした。
声明によると、IAEAによる査察の日程と方法についても合意した。
合意を受け、イランのロウハニ大統領は「イランにはこれまでと同様、IAEAと協力していく用意がある」と述べた。
グロッシ事務局長は24日にイラン入りし、査察受け入れを巡る協議を進めていた。
米国は20日、イランが2015年の核合意を履行していないとして、国連安全保障理事会に対し、対イラン国連制裁の復活に向けた手続き(スナップバック)を開始したと通知。イラン政府は、グロッシ事務局長の訪問は米国の動きとは関係ないとしている。
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