トランプ氏、機密解除されるロシア疑惑とクリントンメール調査資料の内容は「衝撃的だ」
トランプ米大統領は10月11日、間もなく解除される新たな機密文書の内容は「衝撃的である」と述べた。
「これらの文書は、オバマ政権とヒラリー・クリントン陣営がロシア疑惑の調査で何したかを明らかにする。文書の公開は前例のないことになる、人々はショックを受けるだろう」とトランプ大統領は11日、FOXニュースの司会者マリア・バーティロモ(Maria Bartiromo)氏に語った。
トランプ氏は再度、ヒラリー氏を「Crooked Hillary」(曲がっている、不正まみれの犯罪者、ヒラリー)と呼び、「私は理由もなくそんなあだ名をつけたりしない」と述べた。
トランプ氏は先日、2016年米大統領選へのロシア干渉疑惑を巡る連邦捜査局(FBI)の捜査情報など、全ての関連資料の機密指定解除を承認した。トランプ陣営は当時、ロシア政府と共謀して選挙結果を左右しようとしたと疑われ(ロシア疑惑)、捜査を担当したロバート・ムラー米特別検察官は最終的にトランプ氏の潔白を証明した。
マイク・ポンペオ米国務長官は9日、国務省が選挙前にヒラリー氏の「私用メール問題」における多くのメールを公開する可能性があると述べた。
トランプ:「ロシア疑惑」文書の機密解除を促し、行動に訴える。
トランプ氏は6日のツイートで「私は、史上最大の政治犯罪『ロシア疑惑』の捏造に関連する全ての文書およびヒラリー氏のメールスキャンダルを機密解除する!編集なしで公開する」と公表した。
またトランプ氏は、「彼らは私と私の政権に対して犯罪を犯した」とし、「関係者は訴追されるべきだ」と訴追を要求した。
ジョン・ラトクリフ米国家情報長官は6日、オバマ政権時の中央情報局(CIA)長官だったジョン・ブレナン(John Brennan)氏が記した自筆のメモを含む機密指定文書を解除した。同メモには、オバマ前大統領が「ロシア疑惑」計画の説明を受けたことを示している。
当時の共和党大統領候補のトランプ氏とロシアを結び付けた「ロシア疑惑」計画は、元民主党大統領候補のヒラリー・クリントン氏によって承認されており、2016年の選挙前に、ヒラリー氏が公務で私用のメールサーバーを使用したことから国民の目をそらすため」に捏造したものだった。
情報筋によると、同メモは、オバマ前大統領がこの件に関する説明を受けたことについてブレナン氏が記録したものであり、ほかにはジェームズ・コミー(James Comey)前FBI長官らが関与している可能性があるという。
ラトクリフ情報長官は、先週、コミー氏が「クロスファイア・ハリケーン(Crossfire Hurricane)」行動への関与を示す文書を機密解除した。「クロスファイア・ハリケーン」とは、トランプ氏のロシア疑惑を調査するFBIの捜査班のコードネームだ。
先週末のFOXニュースのインタビューで、トランプ氏は、FBI捜査官の話題に触れた時「これらの詐欺師が、まだ起訴されてないなど信じられない」と語った。
実際、トランプ氏は昨年、ウィリアム・バー司法長官に対し「関連する全ての文書の機密解除を許可」しており、情報機関に対しても「バー長官の調査に協力するよう」命じていた。
「今、彼らは必ず何かをしなければならない」「これから何が起こるのか、待っていてほしい」とトランプ氏はFOXの司会者に語った。
(大紀元日本ウェブ編集部)