WHO専門家、中国武漢を訪問希望 新型コロナ起源調査
[ジュネーブ 25日 ロイター] – 世界保健機関(WHO)の動物疫学専門家は25日、新型コロナウイルスの起源を調査するために、発生源となった中国湖北省の武漢市を訪れたいと表明した。
WHOの動物疫学専門家、ピーター・ベン・エンバレク氏は、武漢市の初期の感染者がどこで感染したか「重要な情報」を持っている可能性があるとし、こうした人達と再び面会したいと表明。調査実施は「遅すぎることはない」とし、「国際チームが中国チームとともに武漢に入り、初期の感染者と面会し、当時は知られていなかったケースを洗い出したい」と述べた。
その上で「新型ウイルスが人工的に作り出されたものであることを示す証拠は何もない」とし、WHOの見解を改めて強調。「2019年12月まで何が起きているのか、全く知られていなかった。新型ウイルスがどのようにして人に感染できるようになったのか分かっていない」と述べた。
WHOで緊急事態対応を担当するマイク・ライアン氏は23日、新型ウイルスの発生起源を巡る現地調査を可能な限り早く手配することを中国側が保証したと発表した。
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