12月12日、米ワシントンDCでトランプ大統領を支持する集会が開催された(李辰/大紀元)

米首都でトランプ氏支持者が大規模集会 選挙不正を主張「米国を救わねばならぬ」

2020年12月12日正午(現地時間)、選挙詐欺と不正に抗議するために、数十万人もの米市民が首都ワシントンD.C.に集まった。ナショナル・モール、最高裁判所および自由広場など多くの地点で同時に集会とデモ進行が行われた。参加者はトランプ氏の勝利を確信して神に祈りを捧げた。

米国の主流メディアは報道しないため、多くの市民は大紀元エポックタイムズやソーシャルメディアからこのイベントを知り、口コミで広がった。マサチューセッツ、オハイオ、ペンシルベニア、サウスカロライナなど全米各地の参加者は、バスをチャーターしてワシントンD.C.へ駆けつけた。

集会開始前から、参加者らは国旗を身にまとい、手にトランプ支持および選挙詐欺に抗議する横断幕やプラカードを掲げた。ナショナル・モールの周囲で大規模なデモ進行が行なわれた。参加者は数十万人に達していると推測される。

12月12日、米ワシントンでトランプ大統領を支持する集会が行われた(OLIVIER DOULIERY/AFP via Getty Images)

集会では、複数の宗教団体の代表者、政財界のリーダー、活動家、歌手らが登壇し、選挙詐欺を批判した。「恐怖心を振り払い、勇気と神への信仰を持って米国を守ろう」と呼びかけ、参加者らは集会中、何度も神に祈りを捧げた。

集会の最中、トランプ大統領を載せたエアフォースワンのヘリコプターがナショナル・モールの上空に現れた。当日正午、トランプ氏はホワイトハウスを出てウエストポイント陸軍士官学校へと向かった。

パウエル弁護士、4州を代表して最高裁に上告

寝具メーカーMyPillowのマイク・リンデル(Mike Lindell)最高経営責任者(CEO)(Samira Bouer/大纪元)

 

寝具メーカーMyPillowのマイク・リンデル(Mike Lindell)最高経営責任者(CEO)は集会の中で、パウエル弁護士からのメッセージを発表した。パウエル弁護士が同日午前2時頃、「ジョージア州、ウィスコンシン州、ミシガン州、アリゾナ州を代表して最高裁に訴訟を起こす」という。同訴訟は、11日に最高裁が受理を却下したテキサス州のものと関連はないという。

リンデル氏は「選挙詐欺が100%存在するのを確認した。トランプ大統領はあと4年間、私たちの大統領を務めるでしょう。決して、恐れにとらわれ、尻込みしてはいけない。われわれが唯一恐れるのは神だけだ。これは私たちにとって人生で一度きりのチャンスだ」と語った。

同氏は、今起こっていることは全て神からの祝福であると信じ、「トランプ大統領はこれだけ多くの票を獲得した。米国民は皆選挙が盗まれたと知っている。ドミニオン投票機による不正操作などの事実は全て、明るみに出るだろう」と述べた。

フリン将軍「恐れを知らずに、勇気と信仰をもって米国の自由を守る」

12月12日、米ワシントンDCでトランプ大統領を支持する集会で、フリン将軍がスピーチを行った(李莎/大紀元)

元陸軍中将でトランプ政権の元国家安全保障顧問マイケル・フリン将軍とその家族がナショナル・モールの集会現場に現れた時、長い間拍手と歓声が沸き起こった。「ロシア疑惑」の捜査をめぐって偽証罪に問われた同将軍に、トランプ大統領が先月、恩赦を与えた。

フリン将軍はスピーチで「恐怖はわれわれの思想の中に存在する。しかし、われわれは心の中で何が正しいかを知っている。われわれの心は善悪を区別できる。嘘は永遠に真実には勝てない、正義は永遠に詐欺を打ち負かす、だから何も恐れるものはない」 

「それは真実だ、だからわれわれは必ず勝つだろう、われわれは勇気と信仰を持って戦う、いかなる人もわれわれの手から自由を奪い去ることはできない」と語り、「恐怖心を取り除き、米国の自由を守るよう」参加者を励ました。

フリン氏は集会の中で、「(真実を報道している)エポックタイムズは素晴らしい仕事をしている」と讃えた。

参加者「これが最後の戦いだ、米国を救わねばならない」

バージニアビーチから来たキャロル・ヒックマン(Carol Hickman)氏は、トランプ氏を支持する地元の女性組織の責任者である。

かつては英金融大手HSBCの上海、北京、香港支店に勤務した経験を持つ彼女は、「多くの内部情報を知っている」と述べた。

ヒックマン氏は、「米国人民は反省し、熟考しなければならない。今日の米国にはまだ自由があるが、1月21日以降、それを失う可能性があることを理解しなければならない」 

「アメリカ国民にとってこれが最後の戦いである。私たちは必ず米国を救わなければならない。これは非常に重要なことだ。もしアメリカが共産党政権の手に落ちれば、人々はどれだけ多くの犠牲を払わなければならないのか、知る由もない」

「神はこの戦争を見守っている。私たちは引き下がるつもりはない。私たちはただ一枚の票を投じたのではない。私たちは米国の魂だ。私たちは善良と共にある、邪悪に立ち向かっていく」

「今日の人々は道徳的基準を知る必要がある。私たちがもしその基準の線に到達できなければ、神は私たちを手放すからだ。そうなれば、待っているのは罰だ」と訴えた。

首都ワシントンD.C.で大規模なトランプ支持集会やデモ進行が行われた同日、選挙詐欺が横行したいくつかの主要な州(アリゾナ、ジョージア、ミシガン、ネバダ)でも、市民らは各州の州都に集まり、祈りの集会を開催した。

12月12日、米ワシントンDCでトランプ大統領を支持する集会が開催された(李辰/大紀元)

(大紀元日本ウェブ編集部)

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