米教育省のベッツィ・デヴォス長官(Alex Wong/Getty Images)

米教育省、アラバマ大学と武漢研究所の関係性を調査

米教育省は、アラバマ大学と中国科学院武漢ウイルス研究所の関係について調査していることが明らかになった。世界各国で大流行になった中共ウイルス(新型コロナウイルス)が同研究所から漏れた可能性があると指摘されている。

米ボイス・オフ・アメリカ(VOA)25日付によると、武漢ウイルス研究所が同ウェブサイトの「国際協力」欄で、アラバマ大学に言及したため、同省が調査に乗り出した。同省の法務責任者であるリード・ルービンシュタイン(Reed Rubinstein)氏が12月22日、同大学のスチュアート・ベル(Stuart Bell)学長宛の書簡で、同大学は1965年に発布された高等教育法(Higher Education Act)に違反した疑いがあると指摘した。同法は、各大学に対して、外国からの贈呈品や外国との契約締結などを連邦政府へ報告を義務付けている。

教育省は、アラバマ大学に対して、今後30日以内に、2015年1月以降、中国共産党政権から受け取ったすべての贈呈品や、締結した契約、関わった人の連絡方法などを報告するよう求めた。

武漢ウイルス研究所は2016年1月27日、アラバマ大学バーミンガム校の羅光湘教授が同研究所を訪問し、C型肝炎ウイルスについて学術報告を行ったとウェブサイトで伝えた。

アラバマ大学側は武漢ウイルス研究所との関わりを否定した。

(翻訳編集・張哲)

関連記事
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。
香港では「国家安全法」を導入したことで、国際金融センターとしての地位は急速に他の都市に取って代わられつつある。一方、1980年代に「アジアの金融センター」の名声を得た日本は、現在の状況を「アジアの金融センター」の地位を取り戻す好機と捉えている。
米空母、台湾防衛態勢に 1月29日、沖縄周辺海域で日米共同訓練が挙行された。日本からはヘリコプター空母いせが参 […]
上川陽子外務大臣は、パナマ在留邦人及び進出日系企業関係者と昼食会を実施した。日・パナマ間の経済分野における協力の可能性や課題、教育などについて、意見交換を行った。
2月23日午後、上川陽子外務大臣はパナマ運河視察を行った。日本が主要利用国であるパナマ運河の安全かつ安定的な利用環境確保に向けた連携を維持すると表明