米国務長官、中国の圧力に対して東南アジア諸国の側に立つと表明

[ワシントン 27日 ロイター] – ブリンケン米国務長官は27日、フィリピンのロクシン外相と電話会談し、中国による南シナ海での国際法で認められていない権益主張を拒否し、東南アジア諸国とともに中国の圧力に抵抗する米政府の立場を表明した。米国務省が発表した。

国務省は声明で「ブリンケン長官は、東南アジアの権利主張国の側に立って中国の圧力に対峙すると約束した」とした。

「ブリンケン長官は米比相互防衛条約の重要性を強調し、南シナ海を含む太平洋海域でフィリピンの軍隊や船舶、航空機が攻撃を受けた場合に当然適用されると指摘した」と説明した。

中国の立法機関、全国人民代表大会(全人代)の常務委員会は22日、海上警備を担う中国海警局に外国船舶への武器使用を認める法案を可決した。

これを受けてロクシン氏は26日、中国に抗議したことを明らかにした。

*内容を追加しました。

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