【ほっこり池】まんぼう航海記

 中学生の頃に『どくとるマンボウ航海記』という本を読んだ記憶があります。

 作者は北杜夫さん。一応は医師免許をもっていますが専門は精神科。それがなぜか外国航路の船の医者、つまり「船医」になってしまった実体験に基づいて、おもしろく書かれた自伝的エッセイでした。なにしろ、海に浮かんでいるだけの「役に立たない医者」であることは、ご本人が一番分かっているのです。結構、読んでいて笑えました。

 最近「まんぼう」と聞いて「何それ。平べったい魚かい」と思ったらそうではなく、コロナウイルスの「まん延防止等重点措置」のことだそうです。

 こちらは笑い事ではありません。大阪や宮城、もちろん東京でも、じわじわと不気味な角度で、感染の再拡大を見せているようです。右肩上がりの急角度にさせるわけにはいきません。皆さん、ご注意を。

(慧) 

関連記事
内なる不満を見つめ、愛を与える方法を通じて、心の癒しと新たな可能性を見出すヒントをご紹介します。
最新研究が脳損傷患者の意識の可能性を示し、医療や家族の対応に新たな光を当てます。
GoogleのAI「Gemini」が大学院生に不適切な発言をし、AI技術のリスクが改めて問題視された。企業の責任が問われる中、AIの安全性や倫理が注目されている。類似の事例も増え、技術の普及とリスクのバランスが課題となっている
健康な心血管を保つための食事、指圧、運動の実践方法を解説。心臓病予防のヒントが満載です!
専門医が語る乳がんリスクの主な要因と予防のポイントを解説。生活習慣の見直しで健康を守りましょう。